トップページ > 東京大学駒場寮

東京大学駒場寮

多くの映画や小説に登場する寮として有名なのが東京大学駒場寮です。この寮は、東京大学駒場キャンパス東部に位置していたが、2001年8月21日に学校の強制執行により閉鎖しました。これまでに多くの有名な人物が、この駒場寮で学びました。
この寮は、今ではその数は少なくなりましたが、学生自治寮でした。そうした学生自治領は、寮生自ら管理運営を行い、必ず学生自治組織が存在します。この東大駒場寮の自治組織はある種の三権分立が存在し、慎重に民主主義が実践されて、長く機能しました。この学生自治組織が入寮生の選考まで行っていました。その選考には、実家の収入や実家から大学までの距離等が考慮されました。寮費はかなり安く抑えられていたようです。
 建物は三棟ありそれぞれ中寮、北寮、明寮といいます。その歴史は古く、旧制一高時代も含めると100年以上になります。寮生活は共同生活が必須であり、24畳ほどの部屋に2〜6人ほどが生活しました。建設は関東大震災後になされ、かなり堅固な作りだったようです。建設当時は非常に豪華でしたが、その後補修されることが少なく、後年はかなり建物の劣化がひどかったようです。
寮は長らく男子寮でした。しかし、1990年代後半に学生自治会が女子の入寮を認め、女子寮生部屋が出来ました。さらに、入寮を予定する生徒や家族が泊まれる仮宿部屋がありました。

↑ PAGE TOP