学生寮の相部屋と一人部屋
学生寮でも古いものと新しいものがあり、最近建てられる学生寮は個室が主流になっています。やはり、少子化や核家族化の影響で、実家に居るときに自分の部屋をもっていたという子が多いからという原因も考えられます。個室にはユニットバスが設置されているケースも多いです。
古い学生寮は、2〜3人が一つの部屋を共有します。他にも風呂やトイレ、洗濯機等も共同で使用します。ですから、プライバシーを守るのは困難です。そうした環境の中でもうまくやっていくには、マナーをきちんと守ったり、自分の好みやこだわりについてお互い話し合う事が欠かせません。それぞれがお互いの事を理解して、相手を尊重して生活するなら、仲良く生活できるにちがいありません。さらに、気の合う仲間と同じ部屋になった場合、良い友情を楽しむ事が出来ます。
しかし、最近多くなっている個室型の学生寮なら、一人になりたい時に一人になれるというメリットがあります。ですから、一人暮らしのメリットを楽しみながら、学生寮の良さも味わえるというわけです。浴室やトイレは共同のところが多いようですが、食事が出る学生寮なら、食事の心配をする必要はありません。他にも、相談したいなら寮の仲間に相談できますし、寮の飲み会やイベントなども楽しむことができます。
特に大学の学生寮であれば、そうした個室の寮だとしても、食事や入浴の時などに、普段知り合えない仲間と知り合いになれるという利点があります。たとえば、他の学年や学部の人とも友達になれます。学生会館等民間の企業が運営する寮の場合、他の学校の生徒との交流も楽しめます。もし、個室の学生寮という選択肢があるならば、ある程度のプライバシーを守りながらも、集団生活のメリットも経験出来る可能性が高いといえます。