寮生活の1年でかかるコスト
学生寮での生活にかかる費用は各学生寮によって異なり、値段は千差万別です。一般に学校が経営する学生寮はコストが安く、民間によって経営されている学生寮は費用が高い傾向にあります。学校が経営する学生寮でも、特に公立の学校が経営する場合かなり費用が安く、人気があるため定員オーバーという場合も少なくありません。
学生寮での生活にかかる費用としては、まず入寮費と保証金があります。入寮費は入寮にあたる手続きで、アパートやマンションを借りるときの礼金がこれに当たります。金額はやはり各寮や契約期間によって違ってきます。一般に返還されることがありません。保証金とは、契約時に一時的に支払われるお金で、アパートやマンションを借りる時の敷金がこれにあたります。契約が満了した時に全額返済される場合もあれば、部屋等の修繕の為に全額返済されない場合もあります。契約期間内に途中で退寮してしまう場合、返還されない場合がほとんどです。さらに管理費も必要です。管理費はやはり民間経営の学生寮だと高めで、年間に20-30万円ほどがかかる場合があります。
そうした初期費用とは別に、毎月かかる費用があります。それは寮費や食費といったものです。電気代やインターネット代、電話代といった費用は寮費に含まれる場合が多く、そういった費用は一人暮らしに比べると安く抑えられています。
全く新しい場所で一人暮らしを始めると、やはりアパートを借りるための敷金や礼金、毎月の家賃や食費がかかります。さらにその他にも、必要な家具や家電をそろえるのも自分で負担しなければなりません。簡単に見積もっても15万円ほどはかかるかもしれません。そのてん、学生寮ではそういった物を買いそろえる必要がなく、負担を抑える事が出来ます。