人暮らしと寮生活の違い
学生寮と一人暮らしの大きな違いは、やはり一人かそれとも集団生活かの違いです。一人暮らしでのメリットは、やはり自由であるということです。その日一日何をするか、何を食べどこに行くか、全て自由なのです。逆に、学生寮では様々な規則があったり、ルームメイトや寮の仲間に気を使う必要があります。
一人暮らしについて考えると、自由が大きなメリットではありますが、デメリットにもなりえます。全て自由なので、自己管理ができなかったり、食事がおろそかになったりといったことに容易になりかねません。そうしたことが要因で学業に身が入らなかったり、偏った栄養の為に病気になることを心配する保護者も少なくありません。
最近の学生寮は非常に多様化しており、中には一人暮らしの寮もあります。しかし、だからといって一人暮らしのように自由に何でもできるかというとそうではなく、やはり門限やその他ルールを守る必要があります。まして共同部屋ともなれば、ルームメイトに気を使ったり、自分のスペースが非常に限られていたりといった事もあります。その反面、他の人に気を使ったりマナーを守るといった、社会人に求められる事柄を学ぶ良い機会にもなります。さらに、規則正しい生活を送れたり、栄養のある食事を摂れるといった多くのメリットもあります。
寮では、寮母さんがいる場合も多く、そうした寮母さんや友達に相談出来たりする点、体調を壊したときに心強い存在がいる点等も、一人暮らしとの大きな違いです。
もし実家から遠くの、全く新しい環境で学校生活を送る場合、大抵最初は心細い思いをします。しかし、学生寮の場合、寮の友達は大きな助けになる場合もあります。
さらに、学生寮と一人暮らしの大きな違いは費用の面です。一人暮らしでは、家賃から食費まで、全て個人負担です。しかし、学生寮では他の人と様々な部分を共有するために、費用をかなり抑えることができます。